まあ、タイトルのとおりなのですが(苦笑)。
日本プロフェッショナル野球機構(NPB)は、3月17日パシフィックリーグ(パ・リーグ)の開幕を宮城県仙台市に本拠を持つ楽天イーグルスが被災している影響からシーズン開幕を4月12日に延期した一方、セントラルリーグ(セ・リーグ)は当初の当初の通り3月25日に開幕することを決定しました。
まあ、プロ野球を開催すること自体に反対はしませんし、逆に賛成です。スポーツを観ることで少しでもみんなが元気になれば私も思ってますし、私もサッカーJリーグなどのプロスポーツを観るのは大好きです。
でも、なぜこの時期に、関東圏でナイターを開催しなければいけないのでしょうか?
現在、東京電力管内では地震により発生した発電所の事故・停止等による電力の供給不足による大停電を防ぐため計画停電を実施中、またエリア内の各事業所・家庭には徹底的な節電を要請しています。
確かに東京23区は基本的には計画停電から除外されていますが、それでも節電は必要です。
それに対しセリーグは、25日の開幕戦のうち2試合を東京ドームと神宮球場での18時からのナイトゲームでの開催を予定しています。18時といえば電力消費のピーク時間です、そんな時間に一般家庭1万件以上の電力を余計に消費するイベントをやらなければならないのでしょうか?
また、プロ野球を開催するということは人が動きます、人が動くということは公共交通機関を使います。ただでさえ現在計画停電の影響で運行本数が減少・運休している交通網に負荷をかけることになるのではないでしょうか?
また、もしナイターの開催等が要因となって大規模停電が発生した場合、交通機関が止まります。交通機関が止まるということは、本来そのその時間帯にその地域にいる人の他に数万人の帰宅困難者が発生します。その対応にスタジアムがある地元にも負荷をかける可能性があります。
こんなリスクが高く、またデメリットはあってもメリットはほとんどないのに、25日にしかもナイターで東京都内プロ野球の試合を開催する必要があるのでしょうか?
私は思いません。電力供給的に問題のない西日本で開催するのであれば、まだ25日に開催に理解もできますが、東京でしかもナイターで開催するということは被災地のど真ん中で開催しているのとほぼ同じです。
日本サッカー協会とJリーグはJリーグの3月中の開催中止、そしてキリンチャレンジカップの中止決定後10日程度しかない状況で29日に大阪でサムライブルーVSJリーグ選抜のチャリティーマッチを行うことを決定しました。野球だって西日本のリーグ戦開催予定の球場がそのままスケジュールがあいてるはずです。そこでチャリティのオールスターのようなゲームを開催して「被災者を元気付ける」ことはできないでしょうか?。
セ・リーグの考え方には大いに違和感と疑問を感じます。
最後に非常に腹が立った某新聞社系球団の会長の発言を記しておきます。
「こういう時には何もやらない方が良いというのなら、勝手にしろ」
あんたみたいな人間がトップにいるからプロ野球が衰退してるんじゃないでしょうか??「状況判断」してくださいよ。