ここ数日、IT関係で話題になっているのが、米国のソーシャル・ネットワークFacebookが日本のアカウントについて偽名または非実名とおもわれるアカウント名を一斉に利用停止している件。停止対象者に「ネット界での」著名人が含まれていたことから、誰が言ったか某製パンメーカーのキャンペーンをもじって「春の垢BANまつり」などと揶揄されてます。
Facebookはアカウントは実名個人(ここでいう実名は本名の他に「実社会」で使用している芸名やビジネスネーム・ペンネームも含まれるが認められるかどうかは実社会で通用するかということ)で取得することが明記されており、そもそも匿名目的での偽名・非実名・ハンドル等の使用は明確な規約違反です。
また、今回のような措置を執ることはFacebookの規約にも明記されており、日本以外では以前からごく普通に行われていた事で「日本が特別にやられた」というわけではなく、従って今回「ユーザー困惑」等の記事がITニュース系の記事になること自体に疑問を感じてます。
で、Facebookが次に「やるんじゃないの?」と思っているのが、他者の肖像権・著作権・版権を侵害しているプロフィール画像を使っているアカウントの一定停止ではないかと思ってます。
これはツイッター等でも問題になっているが著名人の肖像やアニメの映像など本人が使用権利を有していない画像を自分自身のアイコンとして使用してる場合が結構多く(当然だが各運営会社はそのような画層の使用は禁止している)、それをFacebookが「狩る」(アカウントを停止する)のではないかと。
Facebookはアカウントのプロフィール画像について、Facebookという名の通り「本人の顔写真又はそれに類するもの(似顔絵や顔写真をCG加工した物)」にすることを求めています。またFacebookはアップロードされた画像の顔を認識し、それが誰であるのかを推測する技術を使ってアップロードされた画像の顔にタグを付ける「写真タグ」をサービスとして提供しています。それを応用すれば、著名人の顔を認識して本人でなければアカウントを機械的に停止することも可能ではないか?と思っています。
Facebookは「実名・本人画像」でのアカウント登録が原則です。匿名で活動したいのであれば「facebookページ」を使うという方法もあるのですから、変に勘ぐらずに素直に実名・本人画像でアカウントは作りましょうよ^^;;。(当然プライバシー設定をしっかりしましょう)