2011年6月13日、サンライズは、ガンダムシリーズの新作テレビアニメーション:「機動戦士ガンダムAGE」の製作を発表しました。2011年10月から毎日放送・TBS系列(現在、青の祓魔師放送中の日曜午後五枠)での放送を予定しています・・・・・・・・。
何ですか?これは???
これが「ガンダム」ですか???どっかのスーパーロボットとちがうんですか????。
これが正直なな感想です。
今回、基本的な「三代に渡る大河ストーリー」というコンセプトは私もいいと思うんです。でもこの登場キャラクターのデザインは何ですか??明らかに低年齢向けで、どっかのスーパーロボットの登場人物のようなキャラクターは??。このキャラデザ、どっかで見たことありませんか??そう!今回はあのイナズマイレブンやレイトン教授シリーズで有名なレベルファイブが「企画協力」しているそうです。
そのせいもあってか、基本的にキャラクターは「イナズマ」風のちょっと癖があるデフォルメチックなキャラクターになってます。
戦う敵は正体不明の敵『UE(Unknown Enemy=アンノウン・エネミー)』で、それを救う「救世主」というのがガンダムだそうで、手足や各部のパーツが取っ換え引っ換えできるようです。
私は基本的にガンダムは、
・登場人物はあくまでも「普通の人」
・敵はあくまでも人間、「未知の敵」なんかとんでもない
・主人公は決して「正義のヒーロー」ではない
・「戦争」というのは醜いもの、戦いを美化してはいけない
これがガンダムの「根幹」と、思っています。
この「AGE」はそれを真逆にいっています。言ってしまうと別にガンダムである必要性が全くないのです。
今回、どうしてこんな残念な事になっているのか?それは当番組のメインスポンサーのマーチャンダイジング上の都合、つまり小さな子供にゲームとおもちゃを売り付けるためなのです。
メインスポンサーさんでは、既にこーーーーーんなに商品が既に準備されております。さらに「企画協力」のレベルファイブは、この作品を題材にしたRPGゲームを製作するそうです。つまりが、低年齢層への商品販売のためにすべてを変えてしまったと・・・。
まあ、こういうアニメ:はキャラクターグッズの販売も目的の一つなので、それはいいのですが、売るためにガンダムの「根幹」を崩してしまうのはどうなのよ??と思ってます。事実、今回のコンセプトを考えた人物は発表後の反応を見て、かなり凹んでいるようです。
今回サンライズでは「今までのガンダムファンはもちろん、ガンダムを見たことのない方(=低年齢層)にもあらゆる世代の皆さんに楽しんでいただける作品を」と言ってますが、今までのガンダムファンは「VガンダムやガンダムXの悪夢再び」と思っている方も多いようですし、美少年キャラ好きの婦女子の皆さんも全く食いつきそうにないキャラクターデザイン・・・明らかに従来のガンダムファンをないがしろにしているとしか思えません。おそらくGガンダムの時のような効果を狙ってのこととは思うのですが、今回はあまりにも・・・・・・。
とにかく、この散々な前評判を打ち崩すようなストーリー展開を期待しています。(もうメカやキャラクターには期待しません・・・)